不眠地獄に苦しんだ高校時代。どうやって僕はその地獄から抜け出したか?

 不眠に苦しんでいたあの時のことを思い出すだけで我ながら当時の自分が可哀想すぎて心が締め付けられる思いがします。正直地獄から抜け出した今でも不眠に対して根源的な恐怖があります。それくらいに「眠れない」という一見単純な悩みは抱えている本人には他の悩みがどうでもよく思えるくらいの単なる「地獄」なんです

 

当時通学路でぐっすり気持ちよさそうに眠っていた野良猫を見て人間の僕が本気で野良猫に嫉妬したのを今でも覚えています。今でこそ笑って書けますし「何を大げさな」と思われるかもしれませんが当時は本気で「自殺の影」が時々ちらつく程度に辛かったのです。多分不眠がいかに辛いかは不眠を経験した人ならわかるだろうし逆に経験した事のない人にはわからないと思います。中学生の時の僕に不眠がいかに辛いか語ったところで多分ポカーンとした反応しか返してくれなかったと思いますし。

 

僕が不眠に苦しんでいたのは高校二年生の時でした。正直これがきっかけでそうなったと言い切れるものはないのです。学校での人間関係や家での理不尽な親や進路の悩みやいろんなことが複合的に積み重なってそれが不眠という形で体に現れた気がします。

高校時代は、毒親と絶対的な睡眠不足でとにかくずっとイライラ、悩みを訴えたところで寝れないという事に根本的な理解のない毒親、睡眠不足による集中不足から必然的に下がる成績、睡眠不足で増えるニキビ、焦る心、「今夜こそ眠らなければ」というその焦りが更に不眠に拍車を掛ける...不眠の負のスパイラル...今思い返してもよくあの地獄から抜け出せたもんだと思いますよ、いや本当にね…本当頑張ったと思いますよ当時の僕は

 

それでも今の僕は基本的に不眠症ではありません。まぁ普通の人よりも入眠が遅い傾向にあると思いますが不眠地獄だったあのときの事を思えばそんなことはなんでもありません。

 

では何がきっかけで不眠地獄から抜け出せたのか?

 

それは身も蓋もないようなつまらない答えですが睡眠導入剤です。

確か最初に処方されたのはロゼレムという薬だったと思います。薬をもらって家に帰って夜に薬を飲んだら20分ほどで数ヶ月訪れなかった確かな眠気を感じ始めて1時間後には数ヶ月分の睡眠不足も相まって眠っていました。多分最初は睡眠導入剤という存在に対して全幅の信頼を寄せていたこともありいわゆるプラシーボ効果もかなりプラスに影響したのだと思います。実際にロゼレムは睡眠導入剤の中でも弱い方の薬ですし。

けれどもどうして眠れたかなんてどうでもいいことで、当時の僕は不眠から始まるいろんな精神的不安が重なりすぎていたため眠りから起きた時にはその不安の反動で不覚にも数ヶ月ぶりに寝れたという感動と安堵感で少し泣いてしまいました。

その眠れた日がきっかけで徐々に徐々に僕の不眠は改善の方向に向かっていきました。

 

それからもう一つ僕の不眠改善に貢献したのは「眠くなったら寝る」を徹底したことです。眠くなってから寝る、布団に入ること。これはかなり大事です。よく親が「布団に入ってれば眠くなるから」みたいなどっかで聞いたような精神論を言っていましたがそれ絶対ダメです。逆効果です。つまり「8時間寝なきゃいけない」とか「23時には寝る」とかそういうのは不眠に拍車をかけるので絶対にダメです。

 

この二つを足がかりにして僕は不眠地獄から抜け出すことができました。逆に言いますとこの二つ以外の方法はほぼ全くと言ってもいいほどに僕の不眠には効果がなかったように思います。例えば朝に起きて太陽を積極的に浴びて体内時計を調整するとか寝る時に体温を下げるとか色々やりましたけどあまり効果はなかったと思います。

 

安易に睡眠導入剤をお勧めすることは医者ではない僕にはできませんがもしあなたが不眠で本当に苦しんでいるならただの素人にすぎない親や友人に相談せずにさっさと精神科やクリニックに行ってしまった方がいいと思います。不眠が重度になってしまうとそこらへんの判断すらままならなくなってしまうので軽いうちに対処した方がいいことだけは間違い無いと思いますし。