感想 緋弾のアリアXXV(25巻) 羅馬の軍神星 注)ネタバレ全開

発売日にBOOK WALKERで購入。

イタリアに留学(という名の半分亡命)したキンジ。イーウーの同窓会でローマに赴きシャーロックと再会した矢先に「N」のメンバーと遭遇・・・漂う緊迫した雰囲気・・・さてどうなる・・・GO FOR THE NEXT!!で終わった24巻。そして今巻の25巻はそのNとの論争から始まりNの目的の一端が垣間見える、そして戦闘と初っ端から火花バチバチの展開から始まりました。

 

いやー相変わらずいつも通りに面白かったわ・・・流石安定の赤松先生

個人的には緋弾のアリアは絶対1500円の価値はあるわ・・・まぁ多分二千円になっても結局渋々買ってると思いますけど。

今回のあらすじをめっちゃ大雑把に書くと、

Nとの戦闘、シャーロック一撃で瀕死、ベレッタ死、キンジの回天処置でベレッタ生き返る、ベレッタがベレッタ社で反武器拡散プレゼン、ベレッタがベレッタ社追放される、ベレッタ誘拐される、キンジ試験放り出してベレッタ救出に向かう、キンジ&アリアVSイオ&グランデュカ、キンジ新技で勝利、キンジ試験を受けなかったためイタリア武偵高退学処分、キンジがベレッタに告白される、日本帰国、ナッチーも退学させられてた事実発覚、次巻「遠山武偵事務所開設」編?

って感じでGO FOR THE NEXT!!で25巻終了

 作中にあった序盤の方の「北米での孤立主義政権」って絶対トランプの事ですよね(笑)あいつもNに操られて大統領になったのかと思ったらなんかふふってなっちゃいましたね。緋弾のアリアは現実の世界と可能な限りリンクさせているのでこういう現実の出来事でもふとした拍子に緋弾のアリアを思い出して面白いですね。というかつい最近もあったフランスのEU離脱を掲げた大統領選挙と言い本当に僕らの現実世界にもNが存在してるみたいで面白いですよね。まぁ今回のフランスの選挙はEU残留派が勝利したみたいなのでNの敗北という事になるんですかね?まぁ25巻は2009年の設定なのでとっくに今頃はNもキンジが壊滅させてるのかもしれないですけどね。まぁそれは追々わかることでしょう。

戦闘描写についても今巻も安定して面白かったです。特に新技の『弧弾(アーク)』。アリアの首をブラインドにして撃った弾丸に超音速で投げたナイフで傷をつけることでカーブさせて敵に弾丸をぶち込む。・・・・「いや人間業じゃねーから!」という読者のツッコミも人間離れ人間のキンジの前では無意味ですね。この技汎用性高そうだから後々も何回も出てきそうですね。けどまぁ一つケチというか惜しいなと思ったのが必殺技を出して倒すの流れが今までの巻の中で一番盛り上がりに欠けた感が個人的にあったことですかね。全体的には面白かったんですけどそこだけちょっと不完全燃焼感がありました。戦闘シーンでちょっと「燃えた」場面は、對卒で隙が生まれてグランデュカに頭挟まれて潰されかけるところですね。キンジの減らず口とグランデュカとのやりとりとか頭蓋骨が軋む描写とかそういうとこが妙に個人的にハマって4回くらいそこだけ読み直しました。

 

25巻は文句無しに面白かったんですけど一つだけまだ納得できてないところがあってそれは何かと言うと「なぜベレッタをここまで明確にヒロイン脱落させたのか?」という点なんですよね。

単純に「ヒロイン増やしすぎたからそろそろ絞ろ」という事なんでしょうかね?結構緋弾のアリアのアマゾンレビューとか見てもちらほら「ヒロイン増えすぎだろ」という指摘を見ているのでそこらへんに対する赤松先生の配慮があったのかもしれませんね。確かにユアン(そもそもヒロインじゃないか?)とかもう完全に放置されてますしヒバリもなんとなく後数巻は放置されそうな気がしますし・・・でも緋アリの面白さはそもそも戦闘4割日常3割恋愛2割その他1割(世界観とか)みたいな作品なのでむしろヒロインは多ければ多いほどいろんな方向に話を広げやすいですしそれだけ面白さも増すし緋アリも長く続いてくれると思うのでヒロインフラグの収拾については特に問題にしなくてもいいんじゃないかなと思うんですよね。つまりヒロイン関係については風呂敷広げたら広げたままでいいんじゃないかと思うんですね。仮に緋アリ最終巻が来たとしてその終わり方が「らんま2分の1」みたいに結局ヒロイン関係については特に収集せずに終わる・・・みたいな感じでも僕は緋アリに関してはそれはそれでいいんじゃないかなと思っています。僕的にはむしろ一人ヒロインを決めて終わるくらいなら全然そっちの方が好みですね。もしくはハーレムルート。というか白雪とかリサとか最終的に選ばれなかったらこいつらもう愛の重さ的に死ぬしかないでしょw「やがて魔剣のアリスベル」のヒロインズアソートでの未来のキンジ描写によると少なくとも20歳になってもルートの確定はしてないみたいですけど。

だからこそここであえてベレッタに告白させて脱落させた意味がよくわからないんですよね。なんか後々候補にしたうえであえて脱落させた意味が出てくるのでしょうか?それともベレッタが脱落したと感じるのは僕の先走り?個人的にベレッタはビジュアルはベスト3に入ってもおかしくないし、24巻終盤からのデレ期に入ってからはかなり好きなキャラになってたから残念というかもったいないんですよね・・・どうせ脱落させるならば最初から非ヒロインキャラ(例としてはメーヤや平賀さんやセーラあたり?)として登場させて欲しかったかなというのが本音です。もしかしたら鈍感では避けられない女性からの明確な好意を受けたことによるキンジのヒロインに対する精神の変革のきっかけを作るためのエピソード・・・的なのをやるためにだったのかもしれないですね。そうでもないとベレッタの想いとかキャラが報われな過ぎてちょっと不憫です。少し深読みしすぎですかね?でもやっぱりなんか違和感あるんですよね。まぁキンジは「ジュストゼロ」という事でベレッタとの繋がりが完全に切れたわけでもないしもしかしたらベレッタの日本文化好きは後々日本来日の伏線でまさかのベレッタルートの復活!がないとも言い切れないので折り紙でも折りながら気長に期待しすぎに待ちましょうか。

 

あとグランデュカの「良人に欲しがった」の良人の意味がわからなかったんで速攻ググりました。恋人って意味ね。俺の語彙貧困コンプレックスを刺激してくれるな赤松先生。

この「欲しがった」というのは過去形なんですが現在も進行しているのですかね?ネモのヒロイン追加もあり得そうで良いですね。冒頭のビジュアル絵もかわいかったですしね。もしかしたらデレたらかなりの戦闘力を有しそうなのでこれは期待です。

 

前巻と今巻で再確認したんですけどリサはかなり登場しやすいというか物語に絡ませやすいキャラな気がするので赤松先生からしても「便利な女」ですね、この子は。リサ推しの僕とは嬉しい限りです。

 

そういえばナッチーの挿絵久しぶりですね。確かコンステラシオンの修学旅行に監査役で連れて行かされた巻ぶりだったと思います。というかナッチーの退学処分の理由が体力測定が「小学三年生の平均能力以下」というねwむしろ「お前なんで一年から二年には進級できたんだよ」とか「そもそもなんで武偵校に入学できたねんw」というツッコミはまぁやぼでしょうね(笑)東京武偵高がとりわけ緩いとかそういう裏設定があるのかもしれませね、キンジの転校からの出戻りの緩さとかそういうとこ考えると。

 

次巻の26巻は遠山武偵事務所メインになるんでしょうかね。どんな話になるんでしょうか?もしかしたら武装探偵の探偵部分の話にもなるかもしれないですしいくらでも話が広げやすそうな引きだったので次巻がもう楽しみすぎてやばいです。まじで毎回緋アリ読むたびに読んだ直後にコールドスリープして次巻が発売した直後に目覚めて読むをしたくてしょうがないんですよね。もう次の巻を待つのが辛くて辛くて・・・赤松さん26巻もなる早でお願いしますね本当に

 

GO FOR THE NEXT!!